どーもぺいしーです。
CB750fourのオイル交換を車検前にやっておきたいと思っております( ´∀` )
オイルはホンダ純正のウルトラG1を使っていましたが、G1オイルリニューアルしたんですね。
知らなかった(;’∀’)前のは鉱物油で10w-30だったんですが、新しいのは部分化学合成油になって、5w-30になってました( ´∀` )
その時にオイルの粘度を気を付けてあげるといいというような話を聞いたことがあるのでこれから暑くなるので旧車にとっては過酷なシーズンになります。
気温によってオイルをどのように変えたらバイクにとっていいのかを調べてみたいと思います
まずはそもそもオイルって?基本から勉強していきます( ´∀` )
バイクのオイルとは?
バイクのエンジンオイルとは、バイクの心臓部分でもあるエンジンをスムーズに動かすための「血液」のようなものです。エンジンの中ではピストン・シリンダー・クランクシャフト、カムシャフトなど、内部の金属製の部品が高速運動しています。エンジンオイルは油膜を作ってこれらの金属同士の摩擦を軽減し、潤滑にするのが主な役目です。が、他にも様々な役目を果たしていますので紹介します。
洗浄作用
エンジンの内部は、爆発運動や回転運動によってスラッジ(鉄粉や煤などの汚れ)が溜まります。汚れが溜まるとエンジンの機能が低下し、エンジンの寿命を短くしてしまいます。エンジンオイルが内部の汚れを取り込む事で、エンジン内部を綺麗に保つ役割を果たします。オイル交換の時のオイルが真っ黒になっているのはこのためです。ただ、汚れを取り込む性能にも限度がありますので、定期的にオイル交換をしてあげる必要があります。
密封作用
エンジンは「シリンダー」の中で「ピストン」が動くことで動力を発生させています。このシリンダーとピストンが隙間なく密着していると、ピストンの動きがスムーズに行われない為、わずかな隙間が設けられています。逆に隙間が空きすぎていると、圧縮・燃焼時の気密が保てず、パワーロスをしたり十分なエンジン性能が発揮できません。そこで、エンジンオイルがその隙間を塞ぐことで、シリンダー内の気密を保ちつつ、滑らかに動かす役割を担っています。
冷却作用
エンジン内部は燃焼や摩擦によって、非常に高温になります。エンジンオイルはエンジン内部を循環しながら、この熱を吸収し、外部に放熱します。エンジンオイルが放熱することで、エンジンの焼き付きや熱で部品が変形することを防いでいます。
防錆作用
エンジンは、大抵の場合「鉄」で出来ています。エンジン内部は特に高温になります。外部との温度差が大きく水分が発生しやすい状況になります。エンジンオイルはエンジンの内部に錆の原因となる空気や水分が触れる事の無いように油膜を作り錆を防ぐ役割も担っています。
なるほど~エンジンオイルにはこんなにもの役割があるからオイル交換は大事なんですね~( ´∀` )次はオイルの種類を見ていきましょう( ´∀` )
バイクエンジンオイルの選び方
バイクのエンジンは2ストロークエンジンと4ストロークエンジンの2種類があります。この2種類のエンジンは構造から性能まで様々な面で違いがありますので、それに合わせたエンジンオイルを選ぶ必要があります。万が一間違って使用するとエンジンが焼き付いて故障する原因にもなりますので、まずは、自分のバイクが2ストロークか4ストロークかを確認しましょう。
JASO規格に合わせて選ぶ
「JASO規格」とはエンジンオイルの品質を示す規格です。MAグレードとMBグレードの2種類あり、バイクごとに規格が指定されていますので必ず確認しましょう。
MAグレードはさらにMA1とMA2に分けられます。MA1は粘度が低く主に小型・中型のマニュアルバイクに適しています。MA2は粘度が高く主に大型バイクに適しています。
エンジンオイルの種類
エンジンオイルには「化学合成油」「部分合成油」「鉱物油」の3つの種類に分類されます。これはオイルを製造する際の基礎となるベースオイルの種類を表しています。エンジンオイルはベースオイルに添加剤を配合することで出来ていますが、添加剤は熱に弱く、寿命も短いため、ベースオイルの性能が重要になってきます。
化学合成油(全合成油)
原油に高度な精製を施して限りなく不純物を排除した高純度オイルです。特徴として耐熱性の高さと、寒い時期のエンジン始動性の良さが特徴です。オイル性能は最強クラスですが、価格はその分高めです。
部分合成油
鉱物油や高度水素分解油に化学合成油をブレンドして品質を高めたオイルです。化学合成油の性能と鉱物油のコストパフォーマンスの2つのメリットを両立したオイルで、鉱物油のデメリットである揮発性の高さや冬の始動性を化学合成油で補っています。
鉱物油
古くからあるオイルで、原油から不要な有害成分などを取り除き精製されたオイルです。コストパフォーマンスに優れるために最も普及しているオイルでもあります。性能面では化学合成、部分合成油に劣りますが、一般的な使用用途では全く問題ない品質が確保されています。旧車の場合、最新のオイルの強い洗浄能力、添加されている化学物質にガスケットやゴム類が耐えられずオイルが漏れるという事があり得る為、その対策として古くからある鉱物油が選ばれたりします。
次は、夏に向けてのオイル粘度はどうしたらいいのでしょう?オイルにも種類があってそれぞれ特徴や値段も様々なんですね~( ´∀` )
オイル粘度の見方
10w-40
よく目にするオイルの表記です。これはオイルの粘度を表しています。「W」はWinterの頭文字で、前半の「10w」が低温時の粘度を表しています。ハイフン後の「40」が高温時の粘度を表しており、オイルが使用できる環境を示しています。
0w | 10w | 15w | 20w | 25w | ‐ | 20 | 30 | 40 | 50 | 60 |
低温粘度
低温粘度とは「どの程度の外気温で使用できるのか」を表しています。低温粘度が低いほど、オイルが柔らかいのでエンジンの始動性の向上が期待できます。特に冬場は外気温が低い為この影響が出やすく、冬場は柔らかいオイルを入れるというライダーもいます。
外気温 | -35 | -30 | -25 | -20 | -15 | -10 |
粘度分類(気温) | 0w | 5w | 10w | 15w | 20w | 25w |
高温粘度
高温粘度とは「どの位油膜が切れないか」を表しています。外気温ではなく、油温が100℃のときの動粘度を表しており、オイルの温度上昇に対してどれだけ油膜が切れにくいかを示しています。この数字が大きいほど熱に強く固いエンジンオイルといえます。高温粘度指数の高すぎるオイルは通常使用時は粘度が下がらないため燃費が悪化しやすいので注意が必要です。
動粘度(100℃) | 5.6~9.3 | 9.3~12.5 | 12.5~16.3 | 16.3~21.9 | 21.9~26.1 |
粘度分類(高温) | 20 | 30 | 40 | 50 | 60 |
ここまでで、バイクのエンジンオイルの事は分かりました。僕のCB750fourは1972年製なのですが、結局どんなオイルが良いのでしょうか?
旧車に適したエンジンオイルとは?
ズバリ、鉱物油です。さらに粘度が高く添加剤の少ないオイルを選びましょう。
1975年以前の旧車はエンジンに使われている部品が新しい車種に比べると精密ではありません。そのためある程度の粘度があった方が隙間を埋めるのに適していると考えられます。添加剤も旧車には適さない場合がありますので余計なものが入っていないオイルがいいでしょう。鉱物油は旧車に使用されているゴムなどを侵さないのもおススメの理由です。
旧車に向かないエンジンオイルとは?
純度が高く性能が良いとされる化学合成油や部分合成油は旧車に向きません。化学合成油のオイル成分やオイルに含まれる添加剤が合わない可能性があるからです。旧車は部品同士の合わせ面が荒かったり、ガスケットがコルク厚紙を重ねたものを使っていたり、ゴム製のオーリングを使っていたりするので、化学合成油だと添加剤の影響などでゴムが劣化してオイル漏れを起こす恐れがあります。
全ての化学合成油や部分合成油が旧車に適さないわけではありませんが、上記のようなとこから鉱物油の方が安全だと思います。
まとめ
オイルにも色々な種類があって値段もピンキリだという事が分かりました。
高くて良いオイルを使えばいいというものでもなく、バイクの作られた時代によって合うオイルがあるという事が分かりました。
夏場は少し粘度が高めの方が良さそうなので、次のオイル交換では、変えてみたいと思います( ´∀` )
では、また。
コメント
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