どーもぺいしーです。
えー今日はキャブレターって何?
という話です。
古いバイクや古い車に乗ってる人の話の中に
必ずと言っていいほど出てくるワード
そう、それが「キャブレター」です。
僕も「キャブが~」とか「キャブの調子が~」とか
言ったりします。(かっこいいから(笑))
じゃー詳しく説明してといわれると(-_-;)
なんとなくガソリンの通るところで精密な部品が
いっぱいある。(笑)
位の知識です。
「キャブの同調を取る」って何かかっこいいので(笑)
バキュームゲージはなぜか持ってますが
飾ってあるだけで一度も使ってません。
この記事ではそんなキャブレター音痴の
方のためにキャブレターの役割
キャブレターの仕組み
同調のとり方
バキュームゲージの使い方の
説明をさせていただきますので何かの参考になれば幸いです。
キャブレターの役割
キャブレターとはエンジンに接続されており、ガソリンと空気を混ぜて霧状にしてエンジン内部に送り込む「燃料供給装置」の名前です。それぞれの異なる走行状況(低速~高速時など)においてエンジンが求める混合気を「適切な状態」で「適切な量」を作り、制御する装置です。
構造は単純で故障が少ない、オーバーホールしやすい、アクセルレスポンスが良いといったメリットがあります。
天候(気温、湿度、気圧)などの諸条件に左右されるというデメリットもあります。
例を挙げると、平地から高地へ行くと、少し吹けあがりが悪くなったりする。(気圧が下がって空気密度が低くなり、混合気が濃くなるため)
また、気温が低いと、空気密度が高くなって混合気が薄めになる。(ややトルク感がなくなるなどの症状がでる)
エンジンは燃料と空気をそれぞれ最適な量で混ぜ合わせて燃焼させることで初めて狙い通りのパワーを出すことができます。
キャブレターの仕組み
「エアークリーナー」から吸い込まれた空気がキャブレターの中を流れていく途中で、空気の流れによって吸い上げられたガソリンと混ざり混合気となってエンジン内部に供給されます。
キャブレター自体に動力があるわけではなくエンジンの中でピストンが上下に動く際エンジン内が負圧(気圧が下がる)になる事で吸い込まれる空気によって作動します。簡単に言うと注射器で空気を吸うところみたいなイメージです。
また、キャブレターにはスロットルワイヤーに繋がれたバルブがありスロットルグリップを回すことによって吸い込まれる空気の量が変わるため、吸い上げられるガソリンの量も変わり速度が変化します。
キャブレターの構造と各部名称
- キャブレタートップ
- トップワッシャー
- フロートワッシャー
- バルブシート
- フロートアームピン
- フロート
- ラバーキャップ
- ケーブルアジャスター
- ロックナット
- キップ
- スロットルスプリング
- スロットルバルブ
- ニードルセットプレート
- クリップ
- ジェットニードル
- ニードルジェット・・・径(アクセル開度1/4~3/4に影響)高さ(アクセル開度1/4~3/4に影響)
- ニードルジェットホルダー
- メインジェット・・・径(全体に影響するがメインはアクセル全開時)
- スロージェット・・・径(アイドリング&アクセル開度1/8に影響)
※エアースクリュー・・・(アイドリング&アクセル開度1/8に影響)
キャブレターの同調調整
- 暖気運転をする
- スロットルトップスクリューを「T]マークに合わせる(4個とも)「T]マークの縦線をボディマークと平行にし、横線をボディ側の側面と同一線上になるように合わせる。
- エアースクリューを全閉(締込む)にしてから1回転戻す(4個とも)
- スロットルワイヤーの遊びを1~2cmに調節する。
- バキュームゲージを取り付ける。キャブレターのプラグを外してバキュームゲージのアダプターA(長い方)を内側のキャブレター2個に、アダプターB(短い方)を外側のキャブレター2個に取り付ける。
- エンジンを始動してバキュームゲージの針(真空圧)が4キャブレターとも一定数値(16~24cmHgの間)でアイドリング回転数が850~950rpmになるようにスロットルトップスクリューで合わせる※バキュームゲージの針の振幅が大きい時はバキュームゲージアジャスターで振わないように調整する。
- 個々のキャブレターを調整する。エアースクリューを静かに回し、1番回転の上がるところに合わせ、スロットルトップスクリューでアイドリング回転数(850~950rpm)に再調整する。最後にバキュームゲージが一定であるか確認する。
終わりに
これで「キャブは~」とか「キャブの調子が~」と自信をもって言えます。(笑)
キャブレターの同調が取れるとバイクの調子を自分で感じ取って一番調子のよい状態にしてあげることができてより自分のバイクが可愛くなる気がします。
季節によってセッティングを変えたりすると乗るのがますます楽しくなります。
やっぱり手を掛けてあげるとバイクも壊れにくくなるし、愛着も湧きますし、調子もよくなって良いことずくめです。
自分のバイクは自分の手で可愛がってあげるとよりバイクライフが楽しくなると思います。
次はキャブレターのオーバーホールもできるように勉強です。
少しでも参考になれば幸いです。
では、また。
コメント
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